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選び方

アートメイクのクリニック選び方
安さで後悔しないために知っておきたいこと

「もっと安いところにしておけばよかった」ではなく、「もっとちゃんと選べばよかった」という声を、私は何度も聞いてきました。アートメイクは数年単位で顔に残るものです。価格だけで選んでしまうと、手直しや修正のために結果的に余分なお金と時間がかかることがあります。この記事では、クリニック選びで本当に見るべきポイントを正直にお伝えします。

安いクリニックで起きやすいこと

価格の安さには必ず理由があります。技術・環境・サポートのどこかを削っているケースがほとんどです。私がよく聞く相談のパターンを整理しました。

アーティストの施術件数が少ない

アートメイクは手技です。施術件数が少ないアーティストは、どれだけセンスがよくても「手が覚えていない」段階にあります。安価なクリニックやサロンでは、研修中・デビュー直後のアーティストが格安料金で施術することがあります。その結果、太い・曲がっている・色が入りすぎるといった仕上がりになることがあります。

一方、施術件数が多いアーティストは、肌質の違い・色の入り方の差・修正の難しさを経験として知っています。「どこに色を入れればきれいに見えるか」という判断力が、件数の積み重ねで身についています。

医療クリニック外での施術のリスク

アートメイクは皮膚に針で色素を入れる医療行為です。日本では医師の管理下にある医療機関内でのみ合法的に施術できます。しかし実態として、エステサロンや個人アーティストによる施術が行われているケースがあります。

医療機関外での施術では、万一の感染やアレルギーに対して医療的な対応ができません。また、違法施術であるためクレームを入れても法的な保護を受けにくい場合があります。「安さ」の背景に、この問題が隠れていることがあります。

※ KOMI ARTMAKEは全施術を提携医療クリニック内で行っています。

2回セットの内容が不明確・アフターフォローが医療的でない

アートメイクは初回施術後、ターンオーバーを経て色が定着した1〜2ヶ月後に「補色(2回目施術)」を行うことで完成します。これは修正ではなく、仕上げの工程です。「2回セット」が業界の基本形であり、初回単体で完成するものではありません。

「1ヶ月以内に何度でも無料修正」というような謳い文句を見かけることがありますが、ターンオーバーの仕組み上、施術直後に追加施術を繰り返すことは肌に負担がかかるため、実際にはほとんどのクリニックで行われていません。料金体系の見た目よりも「2回目(補色)が含まれているか・いつ行うか」を確認してください。

※クリニックによって料金やメニュー形態は異なります。

また、医療クリニック外では施術後のトラブル時に医師に診てもらうことができません。医療機関であれば、施術後の経過を医師が確認し、必要に応じて薬の処方(ヘルペス予防薬など)も行えます。これが医療クリニックならではのアフターフォローです。

顧客が「ここに頼みたい」と思う5つの判断軸

私が思う、本当に信頼できるアーティスト・クリニックを見分けるポイントです。価格より先にここを確認してください。

1

医療クリニック内施術かどうか

まず最初に確認すべきことです。「提携クリニック」「医療機関内」「クリニック併設」という表記があるかどうかを確認してください。これが担保されているだけで、安全性の基準が大きく変わります。医師の監督のもとで施術が行われているかどうかは、技術と同じくらい重要な要素です。

2

施術件数・経験年数を公開しているか

「何件施術しています」「何年のキャリアです」という情報を、アーティストが自ら開示しているかどうかを見てください。件数を公開することは、実績に自信があるということの表れです。逆に、経歴やキャリアがほとんど見えないアーティストは、それ相応の理由があると考えるほうが自然です。

3

症例写真の量と質——「リタッチ後」まであるか

症例写真が多いほど、色々な肌質・骨格・希望に対応してきた証拠になります。ただし「きれいな仕上がり写真だけ」を並べているクリニックには注意が必要です。本当に実力があるアーティストは、初回施術直後・リタッチ後・数ヶ月後といった経過写真を公開しています。完成形だけを見せているのか、プロセスまで見せているのかで判断できます。

4

カウンセリングで「あなたに合った提案」をしているか

カウンセリングで「どんな眉にしたいですか?」と聞いてくれるだけのクリニックと、「あなたの骨格・肌色・ライフスタイルだとこのデザインが似合います」と提案してくれるクリニックでは、仕上がりに大きな差が出ます。顧客の要望を聞いて形にするだけでなく、プロとして「これがあなたに合う」と言えるアーティストを選んでください。

5

2回セットの内容と、医療ならではのアフターフォローがあるか

「2回セット料金に補色(2回目施術)が含まれているか」「補色はいつ、どのような条件で行うか」を事前に確認してください。施術直後の無料修正は実際には行われないことがほとんどです。仕上がりは補色まで含めて初めて完成します。

また、医療クリニックでは施術後のトラブル時に医師が診察し、薬を処方することができます。「万一のときに医師がいる環境かどうか」が、本当の意味でのアフターフォローの差です。

確認リスト

確認ポイント 見るべきこと
施術場所 医療クリニック内・提携医療機関内での施術であるか
アーティストの経歴 施術件数・経験年数が公開されているか
症例写真 初回〜リタッチ後の経過写真があるか、件数は充分か
カウンセリング 要望を聞くだけでなく、プロとしての提案があるか
2回セット内容 補色(2回目施術)が含まれているか・時期・条件が明記されているか
価格の根拠 なぜその価格なのかを説明できるか

よくある質問

アートメイクは安いクリニックでも品質は同じですか?

価格と品質は必ずしも一致しませんが、極端に安い場合は経験の少ない技術者・医療機関外施術・アフターフォロー不足のどれかが原因であることが多いです。「なぜこの価格なのか」が説明できるクリニックを選ぶことが大切です。

医療クリニック内でないと何が問題ですか?

アートメイクは医療行為です。医療機関以外での施術は日本の法律上グレーないし違法となる場合があり、万一のトラブル時に適切な医療対応ができません。安心のためにも、必ず医療機関内での施術を選んでください。

補色(2回目の施術)は必ず必要ですか?

はい。アートメイクは初回施術後に色が定着しにくい部分が出るのが普通で、1〜2ヶ月後(ターンオーバーを経た後)に補色を行うことで仕上がりが完成します。これは「修正」ではなく仕上げの工程です。「1ヶ月以内に無料修正」という謳い文句は実際にはほぼ行われておらず、2回セットで完成させる形が業界標準です。

失敗したアートメイクを修正してもらえますか?

状態によります。太すぎる・色が違うなどの場合は、レーザーでの除去や色を重ねての修正が可能なケースがあります。ただし修正は新規施術より難しく時間もかかります。まずカウンセリングで状態を確認してください。

まとめ

アートメイクは、数年間毎日顔に残るものです。クリニック選びで最も大切なのは「安さ」ではなく、「安心して任せられるかどうか」です。施術件数・医療機関内施術・2回セットの内容——この3点だけでも確認するだけで、選択の質が大きく変わります。

「このアーティストに頼みたい」と思える出会いが、アートメイクを長く楽しむための一番の近道だと思っています。不安なことや確認したいことは、カウンセリングで遠慮なく聞いてください。

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