「皮膚の中に直接入れる染料は体に害がないの?」「将来、変色したりしない?」——アートメイクを受けるにあたって、多くの方がこの疑問を持ちます。数年にわたり肌の中に残るものだからこそ、染料の成分や安全性について正しく知っておくことが大切です。医療アートメイクで使用される染料の主成分、世界的な安全基準、MRI検査への影響までを正直に解説します。
アートメイクで使用される着色剤は「ピグメント(Pigment)」と呼ばれます。主に「着色成分(顔料)」と、それを肌に馴染ませるための「ベース液体(水分・グリセリンなど)」で構成されています。着色成分には「無機顔料」と「有機顔料」の2種類があり、部位によって使い分けられています。
主成分は酸化鉄(黒・赤・黄)や二酸化チタン(白)。ファンデーションやアイシャドウなど日常の化粧品にも使われる、非常に安全性の高い鉱物由来の成分です。
有機顔料は炭素を含む化合物から作られ、主にリップアートメイクなど鮮やかな発色が求められる部位で使われます。
「オーガニック顔料 = 植物由来・100%安全」ではありません。アートメイクにおける「オーガニック」は「有機化合物」の意味であり、植物性であることは意味しません。
日本の厚生労働省によるアートメイク染料の個別認可はまだ整備途上です。そのため、多くの医療アートメイククリニックでは、アメリカやヨーロッパの厳しい安全基準をクリアした医療用ピグメントを、医師の責任のもとで輸入・使用しています。
クリニック選びの際は、以下の基準を満たした染料を使用しているかどうかを確認しましょう。
FDAはアメリカの政府機関で、食品・医薬品・化粧品の安全性・有効性を厳格に審査しています。「FDA認可の成分を使用」「FDAの基準をクリアした工場で製造」されたピグメントは、世界的に最も高い安全基準を満たしています。
EUの安全基準を満たした製品に付与されるマークです。欧州は化学物質リスク管理(REACH規則)において世界で最も厳しい基準を設けており、発がん性物質や有害な重金属が含まれていないことが証明されます。
アートメイクをするとMRI検査が受けられなくなる、という話を耳にしたことがあるかもしれません。結論から言うと、現代の医療アートメイクであればほとんどの場合、問題なくMRI検査を受けられます。
MRI検査は強力な磁場を使います。昔の染料には金属含有量が多いものがあり、以下のリスクが指摘されていました。
現在の医療用ピグメントは、テクノロジーの進化により金属含有量を極限まで低減しています。通常のMRI検査で火傷を負うリスクは限りなく低い水準です。
カウンセリングは無料です。使用する染料のメーカー・成分もご説明します。
どんな疑問でもLINEよりお気軽にどうぞ。