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安全性

アートメイクができない人
施術前に知っておくべきリスクと禁忌

アートメイクは多くの方の日常を豊かにしてくれる美容医療ですが、針で皮膚に傷をつけ色素を入れる医療行為である以上、「誰でもすぐ受けられるわけではない」という側面があります。お客様の健康と美しい仕上がりを守るため、施術を受けられない方(禁忌)と注意が必要な方の条件を、医療的な根拠とともに正直にお伝えします。受診前の確認にお役立てください。

施術前のクイックチェックリスト

  • 妊娠中・授乳中ではない
  • ケロイド体質ではない
  • 麻酔・金属アレルギーがない(または重度ではない)
  • レチノール系スキンケアを3週間前から中止している
  • 抗凝固薬(ワーファリン・バファリン等)を服用していない(または主治医に確認済み)
  • 施術部位周辺にボトックス・ヒアルロン酸を1ヶ月以内に入れていない
  • 激しい日焼けをしていない

※ 不安な方はLINEにてご相談ください。状況によっては対応可能な場合があります。

1. アートメイクを受けられない方(禁忌事項)

以下の項目に該当する方は、健康上の重大なリスクや症状悪化の恐れがあるため、原則として施術をお受けできません。

① 金属アレルギーをお持ちの方

染料には微量の金属成分(酸化鉄など)が、施術針には医療用ステンレスが使われます。18金やプラチナといった純度の高い金属でアレルギー症状が出たことがある方は、基本的に施術をお受けいただけません。施術後に皮膚が激しく腫れたり、長期間アレルギー反応が続くリスクがあるためです。軽度の反応でも必ずカウンセリング時にお申し出ください。敏感肌・アレルギー体質の方向けのパッチテストについてはこちらの記事で解説しています。

② ケロイド体質の方

怪我や手術の跡が赤く大きく盛り上がって治る「ケロイド体質」の方は施術できません。アートメイクは皮膚に微細な傷をつける施術のため、傷口が異常に増殖し、お顔に消えないケロイドが残るリスクがあります。

③ 麻酔でアレルギー症状や体調不良を起こしたことがある方

アートメイクでは主に表面麻酔(麻酔クリーム)を使用します。過去に麻酔でアレルギー症状(発疹・かゆみ・腫れ等)や体調不良(気分が悪くなる・動悸など)を経験したことがある方は、安全確保のため施術をお受けできません。軽度の不快感であっても必ず事前にご申告ください。

④ 妊娠中の方

妊娠中は初期・安定期・後期いずれの時期も施術をお断りしています。理由は3つです。

  • 妊娠中はホルモンバランスの変化で肌が極めて敏感になり、通常では起きないアレルギーが出やすい
  • 痛み・緊張によるストレスが子宮収縮を引き起こすリスクがある
  • 万一の肌トラブル時に妊婦が服用できる抗生剤・痛み止めが極めて限られる

授乳中の方は要事前確認の対象です(授乳停止の期間調整が必要な場合あり)。妊娠中・授乳中の施術タイミングについてはこちらの記事でも詳しく解説しています。

⑤ 重度の感染症・内臓疾患をお持ちの方

  • 血液感染を伴う感染症(B型肝炎・C型肝炎・HIV・梅毒等)のある方
  • 血糖値コントロール不良の重度糖尿病の方(免疫力低下により傷口が化膿しやすい)
  • 重度の心臓・肝臓・腎臓疾患をお持ちの方

2. 医師への確認や時期の調整で受けられる可能性がある方

以下に該当する方は、条件によって施術を受けられるケースがあります。カウンセリング時に必ずお申し出ください。

要事前確認 / 禁忌に近い
  • 抗凝固薬・抗血小板薬(ワーファリン・バファリン等)服用中
  • 授乳中(授乳停止の期間調整が必要)
  • アトピー性皮膚炎が施術部位に強く出ている
  • 糖尿病があるが血糖コントロール中
要申告 / 相談で対応可能
  • 乾燥肌(施術部位の状態による)
  • 献血予定あり(2〜3ヶ月後以降に)

抗凝固薬服用中の方への注意

ワーファリン・プラビックスなどを服用している方は血が止まりにくくなります。施術中の出血が多いと染料が流れてしまい、色が全く定着しない原因になります。内服を一時的に休薬できるか、必ず主治医への確認が必要です。

3. 施術前後にタイミングをあける必要があること

体質に問題がなくても、スキンケアや他の美容治療のタイミングによっては施術を延期することがあります。

施術2週間〜1ヶ月前から中止するもの

  • レチノール系スキンケア(ゼオスキン・エンビロン・ガウディスキン等) — 使用中に施術すると激しい痛みや色素の流出の原因に
  • ピーリング・レーザー治療 — 肌のターンオーバーが過剰になり色が定着しない

施術1ヶ月前後にあけるもの

  • ボトックス・ヒアルロン酸注入(眉周り・目元・唇への注入)— 筋肉の動きやボリュームが変わり、デザインの黄金比がずれる

施術前後2週間は避けるもの

  • 眉ブリーチ — 地肌にダメージが残り、元の肌色・毛色の判断ができなくなる(施術前後2週間禁止)

施術1週間前から避けるもの

  • 眉ティント — 毛色・地肌の色が変わり、デザイン確認が正確にできなくなる(施術1週間前から禁止)

施術前2週間は徹底するもの

  • 日焼けを避ける — 炎症を起こした肌への施術は強い苦痛を伴い、色も定着しない

※上記以外の美容施術につきましては、詳細や施術メニューによって受けていただけるタイミングが個々に異なります。安心・安全に施術をお受けいただくためにも、事前に当院までお気軽にお問い合わせください。

4. 妊娠中・授乳中・産後の考え方

妊娠中は初期・安定期・後期の全時期で施術をお断りしています。ホルモンバランスの変化による肌トラブルのリスク、麻酔使用時の痛み・緊張による胎児への影響、万一のトラブル時に処方できる薬が限られることが理由です。「安定期だから大丈夫」ということはありません。

授乳中は「要事前確認」の対象で、授乳停止の期間調整が必要になる場合があります。「絶対に不可」と一律に決まっているわけではなく、麻酔薬の成分が母乳に与える影響を考慮して医師が個別に判断します。授乳中であることはカウンセリング時に必ずお伝えください。

産後は体調やホルモンバランスの回復に個人差があります。授乳が終わったタイミングや体調が落ち着いたタイミングで検討される方が多い傾向で、焦って進める必要はありません。

5. 敏感肌・アレルギー体質・アトピーとパッチテスト

敏感肌・アレルギー体質・アトピー体質であることが、即座に施術不可を意味するわけではありません。事前のパッチテストで色素への反応を確認し、医師と相談のうえで施術可否を判断します。肌の状態や体調によっては、施術を見送る、あるいは別の色素での施術を検討する場合もあります。

項目内容
パッチテストの費用¥11,000(別途)
実施方法施術で使う色素を少量、腕の内側など目立たない部分に塗布
確認期間数日間、赤み・かゆみ・腫れなどの反応を観察
陽性反応が出た場合その色素での施術は見送り。色素の種類を変えて再検討できる場合もあります

パッチテストは「絶対安全」を保証するものではなく、色素そのものへのアレルギー反応を事前に確認するための検査です。金属アレルギー・かぶれの経験がある方、敏感肌・アトピー体質の方、初めて施術を受ける方には特におすすめしています。

アトピー体質の方は、パッチテストに加えて、施術部位の皮膚コンディションも確認します。当日に湿疹・かぶれ・強い乾燥がある場合は、状態が落ち着くまで施術を見合わせることがあります。現在治療中の方は、皮膚科の主治医に施術の可否を確認してからご検討ください。アートメイクは皮膚疾患の治療を行うものではありません。

まとめ:禁忌をしっかり提示するクリニックが信頼できる

「誰でも、いつでも、安く簡単にできます!」と謳うサロンは、医療としての安全意識が欠如している可能性が高く危険です。アートメイクは医療行為だからこそ、「できない人の条件」や「施術前後の注意事項」を明確に提示しているクリニックが本当に信頼できるクリニックです。

ご自身の体調・服薬状況・スキンケア内容を事前に整理し、少しでも不安な点があればカウンセリング時に医師やアーティストに相談してください。正直にお伝えいただくことが、安全で美しい仕上がりへの最短ルートです。

KOMI ARTMAKEでは、カウンセリング時に問診票でお体の状況を確認し、必要に応じて医師との確認を取った上で施術を進めています。不安な点はLINEにて事前にご相談いただくことも可能です。

※ クリニック選びの重要性

禁忌事項の確認やアレルギーへの配慮を怠って施術を行うクリニックでは、ごく稀に激しい湿疹や皮膚疾患、腫れ、赤み、強いかゆみなどのトラブルを引き起こすケースがあります。安全に美しく仕上げるためには、事前のカウンセリングを丁寧に行い、リスクを適切に管理している信頼できるクリニックを選ぶことが大切です。

よくある質問(妊娠・授乳・アレルギー)

妊娠中にアートメイクは受けられますか?

妊娠中は初期・安定期・後期の全時期において施術をお断りしています。ホルモンバランスの変化や胎児への影響、処方できる薬が限られることを考慮した対応です。

授乳中は施術を受けられますか?

授乳中は要事前確認の対象で、授乳停止の期間調整が必要になる場合があります。施術可否は医師の判断によるため、授乳中であることを必ず事前にお伝えください。

敏感肌・アレルギー体質でもアートメイクは受けられますか?

体質だけを理由に一律でお断りすることはありません。事前のパッチテスト(¥11,000・数日間の反応を確認)で色素への反応を確認し、医師と相談のうえで判断します。

パッチテストで陽性が出た場合はどうなりますか?

陽性反応が出た場合、その色素での施術は見送りとなります。色素の種類を変えて再度検討できる場合もあります。

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